うなぎ屋かわすい 本店店長川口ヒロシです。
本日は僕からかわすい通信をお知らせします。
当店では毎日大量のうなぎをガスを使って焼いておりますが、
一番気をつけなければならないのが、それは火の元です。
もちろん毎日火元の確認はしておりますが、それでも何があるのか分かりません。
万一火災があったとき、それと地震があった時にどうするのかを
確認するために防災訓練を社内で実施しました。
みんなで地震があったときにどうするのか、地震で建物が傾いて通常の扉が
開かない場合もありますので、どこから逃げるのかの説明を受けております。
そして地震の時の避難経路の確認と同時に万が一火災があった場合に
同じく逃げ道の確認と火元の消化をするために実際消防署の方から担当者が
来てくれてレクチャーをしていただきました。
消化器もいざ実際に使ってみないとどう使うか分からないと思うので
実際に使ってみて訓練します。
ただ中身は訓練用の水が入っております。でも手に持って実際にさわってみて
改めて消化器の使い方が分かりました。
あと肝心なのが、どれくらいの火災なら消火活動をした方がいいのか
逃げ出したら良いのかとか全然分からなかったのでそのあたりも教えてもらいました。
一つの目安として火災の火が天井に付くくらい炎が上がっていたら
消火活動を諦めて逃げてくださいとの事でした。
そして消防訓練をおこなった後に、当店でも大切にしている行事の一つ
うなぎの供養を年に一回行っております。
生きているうなぎを毎日取り扱っておりますので、このうなぎ供養の日には
全員で礼服に着替えてきちんとした形で近所のお寺でお参りをします。
そしてその後には地元の近くの川にうなぎを放流しにいきます。
当店では10年以上も前に天然うなぎを取り扱っておりましたが、
うなぎが段々と少なくなってきているのもあり、また資源保護の観点からも
天然うなぎを取り扱いを辞めました。
海で生まれた天然うなぎは川で育ち産卵するためにまた海に帰っていくと言われておりますので
放流したうなぎが大きくなって沢山産卵することを願っております。
ちなみに鮭は川で生まれて海で育ち、また生まれた川に戻ってくると
言われておりますが、うなぎとは真逆なんです。
何年か前には、放流した翌々日ぐらいに
『近所で沢山うなぎ採れたので買い取ってくれませんか?』
と問い合わせが来たこともありますが。。。(^_^;)
せっかく放流したのに。。。と思いましたが。。。
こういう自然の荒波に揉まれて無事育ってほしいと思いました。。。