vol.142 みかんの花が咲くと

こんにちは!
うなぎ屋かわすいの上川(カミカワ)です。
本日は私から、「かわすい通信」をお送りさせていただきます(^^)/

当店がある和歌山県有田市は、みかんの産地として全国でも有数の生産量を誇ります。
「有田みかん」というブランドで全国各地に出荷されています。
ですので、有田にはみかん畑がいたるところで見られます。
このみかんの樹はちょうどいまの時期に花が咲きます。
これは当店のすぐ隣にあるみかん畑で撮影してきたみかんの花です。

小さくて白い、可愛らしい花です。
ほんのり甘い香りがします。
近づくとミツバチも飛んでいました。
みかんの花の蜜から作られる「みかん蜂蜜」というのも、有田の道の駅では売られています。

これが咲くと、もうすぐ忙しくなってくるな~という気になります。
6月、7月は当店が一年で一番忙しい時期。
6月は父の日の贈り物としてご利用いただく方が多く、7月はもちろん夏の土用丑です。
いつもだいたいゴールデンウィークが終わってから、8月のお盆ぐらいまでが繁忙期になります。

当然、蒲焼きもこの時期に向けて製造していくのですが、今年はうなぎの稚魚漁が始まったころ、
過去最低水準の量しか獲れなくて、繁忙期に十分な量が用意できるか心配をしていましたが、
最終的には昨年に近いぐらいの漁獲量となり、なんとか今年も用意できそうです。

当店では、主に西日本の養鰻場(ようまんじょう)から生きたまま仕入れています。
愛知、三重、徳島、高知、愛媛、香川、宮崎、鹿児島が主な仕入れ先になります。
稚魚が獲れるのが11月~3月ごろで、この期間中に獲れた稚魚が各産地に池入れされて育てられます。
池入れする時期はだいたい同じぐらいでも、養殖の方法によって、出荷される時期が異なります。
夏までに出荷されるところ、秋ごろから出荷されるところと、同じうなぎの養殖でも、産地や育て方で違いがあります。

当店はこの中から、その時々で品質の良いうなぎを仕入れています。
実は和歌山県ではうなぎの養殖はほとんど行われていません。
当店の創業時には沢山の養殖場があったようですが、いまではほぼ行われていません。
逆にこのような事情があるからこそ、いろんな産地から吟味して仕入れる事が出来ています。
(必ずといった事ではありませんが、産地に加工場がある場合は、その産地で養殖されたうなぎを使うのが一般的のようです)

もうあと1ヶ月ほどで繁忙期、皆様に美味しいうなぎをお届けできるように、スタッフ一同全力で蒲焼き作りに励んでいます。
今年の夏はお出かけする機会も増えるかと思いますので、元気にお出かけできるように、当店のうなぎをスタミナアップにお使いいただければ幸いです(^^)/

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