vol.106 うなぎの入荷、立て場について

みなさま、こんにちは。
うなぎ屋かわすいの川口ヒロシです。

本日は僕からかわすい通信をお知らせ致します。

当店の朝はこんな感じから始まります。。。

毎朝、トラックで入荷してきます。

今日は少ないですが、4トントラックいっぱいに積まれている時もあります。

 

うなぎの積み下ろしの様子

そして入荷されてきたうなぎをこの黒色のバッカンと呼ばれる入れ物に入れます。

そしてここがうちの会社の一番の強みと言っても過言ではないのですが、
この生きたうなぎをバッカンに入れて、キレイな地下水が流れる立て場と呼ばれる
所に1日置いておきます。

 

当店の立て場

 

上から下まで全てのバッカンの中にうなぎが入っております。

 

当店では毎朝、宮崎や徳島や鹿児島に高知など主に西日本の各地から生きたままうなぎが入荷されます。僕たちはほぼ毎日生きたうなぎを見ているので何とも思いませんが、たまに当店の工場を見学されるお客さんが生きたうなぎと見ると『おぉぉ~~生きてる~~!』って感動されます。

生きたうなぎ

たまに魚屋さんに行くと生きた魚は水槽とかでよく見かけますが、いろんなうなぎ屋さんでも生きたうなぎを表にそのまま置いてある所ってあんまりないですよね・・・(^_^;)

そして入荷したうなぎは全て試食検査します。味と身質を確認することはもちろんの事、最も重要な要素でもあるドロ臭いうなぎかどうかを判断します。味覚に優れた5人の職人が食べてみて全員が泥臭くないと判断したうなぎのみ加工していき、一人でも泥臭いと感じたら

そのうなぎはその日加工せず、立て場に1日置いておきます。

 

うなぎには川魚特有の泥臭さがありますので、ニオイに敏感なお客さんは

口に入れた瞬間に『うわっ泥臭い!』と言ってうなぎを吐き出します。

この泥臭さは焼いて蒲焼にした段階ではどうする事も出来ないのでこの立て場と呼ばれる所で1日地下水に浸しておくことで泥抜きをさせます。

 

そして1日おいたうなぎを次の日にまた試食検査します。ここでまだ泥臭かった場合には
もう1日おいておきます。そして完全に泥臭さがなくなるまで立て場においておきます。

本当は、1日でも立て場にうなぎをおいておくとエサを食べないので

毎日痩せていきます。うなぎの加工場としては少しでも大きなうちに加工したいのですが、

ここは徹底的にこだわっておりますので、多少小さくなっても泥臭さが完全になくなるまで

立て場においておきます。

 

ですから当店のうなぎは、泥臭さに敏感な人でも

安心してうなぎをお召し上がり頂けます。

 

これからも美味しいうなぎを作り続けていくために

この試食検査は徹底して行っていきますので今後ともうなぎ屋かわすいを

よろしくお願いします。\(^o^)/

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